Edgar Froese / Pinnacles (1983)

『ミニマルへの回帰』

Stuntmanで聴くことができたシンフォニックな展開は影を潜めて、 冷涼で硬質なミニマル音楽を堪能できる。 特に前半3曲は、ストイックなまでにミニマル志向であるといえる。 聴き所は、ラストの22分、3部構成のタイトル曲。 実のところ、いつもトラック4から再生を始めてしまうので、前半3曲はあまり聴いていなかったりする。

[微笑の比重]
ぴょこぴょこしたシーケンス。アルバム「White Eagle」のアウトテイクっぽい雰囲気。

[光錐]
親しみやすい曲作りを目指したようだが、 音作りは、やや安易に感じる。

[民情視察]
こちらも「White Eagle」っぽい雰囲気。

[頂点/尖塔]
疾走するシーケンスとドラムマシン。 やがて現れるシンセブラス音が無節操というか気色悪く聴こえたものだが、今ではもう慣れた。 続くパートはアンビエント系のシーケンスやリフレインを堪能できる。 1990年代以降のアンビエントテクノがお好きであれば、お薦めできる作品である。

  1. Specific Gravity Of Smile 9:35
  2. The Light Cone 4:22
  3. Walkabout 7:10
  4. Pinnacles 22:00

EastgateレーベルのWフローゼ版(コレクター向け)に注意。 コイツは噂?どおり Pinnacles が8分弱(最初のパートだけ)で終わる。 続くパートを編集するのが面倒くさくなって「もうや〜めた」と放り出してしまったのだろうか。 幸い?オリジナルとは似ても似つかない(CGによるコラージュのような)ジャケットなので、買い間違える心配は無いと思う。


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